りゅう吉です。


今回のテーマ「簿記検定の電卓について」です。

簿記検定には必要不可欠の電卓についての記事になります。

電卓選びから使用方法など参考になればと思います。


まずは、電卓選びから

基本は四則演算のみの電卓



「電卓」ってひと事で言っても沢山の種類があります。


見やすさを重視した大きいモノから、手軽に持ち運べる小さいモノ
機能性に特化した金融電卓、関数電卓、プリンター電卓など様々です。


テーマ通り、日商簿記検定に最適な電卓について解説します。

原則、四則演算のみの電卓ですが、他にも使える機能がありますので
生かせる機能は使ったほうが便利なのでその辺も合わせて説明します。


結論から言うと以下の4つが最低限そなわっているモノが良いと思います。


◆国内メーカー
◆[GT]、[M+]、[M-]、[RM]キーがある
◆12桁表示
◆手のサイズ


それぞれ解説しますと・・


◆国内メーカー


あたり前の事ですがキーの表示や液晶表示も日本語で表示されてる点だけです。


海外メーカーでも慣れれば大丈夫なのかもしれませんが・・


◆[GT]、[M+]、[M-]、[RM]キーがある



[GT]キー(グランドトータル機能)は検定試験において総平均法の単価計算


などに[M+](メモリープラス機能)、[M-](メモリーマイナス機能)


[RM]キー(リターンメモリー機能)は有価証券の売却計算などに使用する
際便利にです。


◆12桁表示


検定試験において億の位数字が出る場合もあるので最低でも10桁あれば良いと
思いますが12桁がベストかと思います。


◆手のサイズ


大きすぎると実際の試験の時にじゃまになりますし小さすぎるとキー入力が
やりづらくなり押し間違いの原因になりかねないので手のひらサイズが
ベストでしょう。


ちなみに検定試験では使用出来ない機能の電卓は、
「印刷機能」「メロディー機能」「プログラム機能」「辞書機能」になります。


りゅう吉の経験から[GT]、[M+]、[M-]、[RM]は検定試験において
もちろん仕事でも使える機能なので覚えて損はないです。

賢い使い方

[GT]、[M+]、[M-]、[RM]キーを使いこなすコト


まずは、[GT]キーです。



簡単なところで商品総仕入高等の計算をします。



例)商品有高帳は、1か月に仕入れた商品の数量と単価を表している。
①~④は、それぞれいくらか?




①350×390=
②200×368=
③100×369=
④[GT]

①3/1前月繰越  136,500円
②3/15仕入    73,600円
③3/25仕入    36,900円
④3/25残高   247,000円


続いて、[M+]、[M-]、[RM]または[MR]キーです。
同じく簡単なところで有価証券の売却計算の計算をします。


例)1株あたり678円で購入したD株式会社の株式100株を、
1株につき987円で売却した。
売却した有価証券の①売却代金②帳簿価額③有価証券売却損益はそれぞれいくらか?


①987×100[M+]
②678×100[M-]
③[RM]または[MR]

①売却代金     98,700円
②帳簿価額     67,800円
③有価証券売却益  30,900円


他にも、減価償却、原価計算などにも役に立つかと思いますので
ぜひ、使いこなしてみてください。


早く打つには 電卓の打つスピードは必要か?

早く打つ練習する暇あったら問題を解く!


りゅう吉の経験上早く打つことにはこだわる必要はないかと思います。
むしろ大事なのは



 

正確に打つこと



これだと思います。



りゅう吉も試験勉強の始めて間もない頃はお世辞でも早くはありませんでした。



しかし、勉強時間と比例して電卓を打つ事が多くなり自然と早く打てる
ようになりましたしブラインドタッチも出来るようになりました。


まずいのが早く打つことに執着しすぎて勉強がおろそかになりその結果
問題が解けなくなったりする事ではないでしょうか。


そうは言っても、ひとつだけ気を付けていたコトがあります。



ホームポジションです。



人差し指、中指、薬指の3本使って打つコトでした。


~右手の場合~
0 1 4 7 →人差し指
00 2 5 8→中指
・ 3 6 9 →薬指


~左手の場合~


0 1 4 7 →薬指
00 2 5 8→中指
・ 3 6 9 →人差し指


最初の頃はやりづらかったですが次第に慣れました。
(今はうまく出来ませんが・・)


りゅう吉のおすすめ電卓


日商簿記検定に適したモノと考えるのであれば簿記関係のサイトで掲載されている
以下の3つの電卓がいいかと思います。


シャープ社製 SHARP EL-G37



カシオ社製 CASIO JS-20WK


 


キャノン社製 CANON HS-1220TUG


 

 


あえて言うならば、「キャノン社製 CANON HS-1220TUG」です。



りゅう吉はこのひとつ前の機種「CANON HS-1210TU(生産終了)」を使い
合格しました。調べてみたところ機能もほとんど変わらないのでこちらをおすすめします。



他の2社より価格が安いところがいい点です。2社は4,700円(TAC経由)

以上しますがこの電卓はAmazonで2,000円弱にて購入できます。



欠点は、サイレント機能(打鍵音を抑える機能)が無い点でしょうか。



でも、HS-1210TUを使用してた時はそんなに音は気になりませんでしたが・・


まとめ


電卓を選ぶにあたってはそんなに難しく事はありません。


要は電卓の機能を最大限生かせるかがポイントになりますが
そうでなくても検定試験は受かりますので安心ください。


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