りゅう吉です。

今回のテーマ「簿記2級 なぜ合格出来たのか? 振り返る 」です。


合格した経緯などを記事にします。


言いたいことは


3級持ってなくても2級は合格出来る!!


です。


2級一発合格を目指す方に参考になればと思います。


簿記3級不合格からの再出発

困難が多々ありました


簿記3級不合格から3年ぐらい経過していました。


理由は、当時在籍していた会社は上場会社の子会社だったので

親会社の方針により子会社同士の合併があり合併に向けての準備や合併後の

運用などさまざま仕事がありました。


おまけに大規模な社内システムの変更なんかもあり、毎日なんだかんだで

9時、10時頃まで残業していました。


簿記の勉強などしている余裕はありませんでした。


落ち着いたのは平成23年の2月頃でしょうか。


そろそろ2級の受験(6月実施)に向けて勉強しようかと思った矢先に

東日本大震災がありました。それは自分にも会社にも影響がありました。


知っている方はいらっしゃるかと思いますが震災直後は、一時的ではありますが

通勤電車の本数が減り通うのに苦労しました。


毎日もの凄い満員電車で今まででしたら通勤時間にも勉強を考えていた

自分には地獄でした。


食べ物の品薄状態が続いたりして自宅近くのスーパーやコンビニには食べ物

がなく食料確保のため探し回ったりもしました。


会社では、節電のため蛍光灯を必要な分だけつけて他の蛍光灯はつけない

状態が続き薄暗いなかのでの仕事でしたので非常にストレスある毎日でした。


会社は、3月決算だった事もあり4月中は自社の決算、連結決算の業務があり

超多忙でした。


そんな状況では合格は無理と判断し早々に6月受験はあきらめました。


11月にしようかと思ったのですが確実に一発合格を期すため余裕を持って

翌年の2月を目標として計画を立てました。



余裕持ちすぎじゃないか?



と、思われるかもしれませんが工業簿記に関しては無知だったのでじっくり

勉強したい気持ちもありました。


今思うとこの決断が良かったと思います。


試験では工業簿記は満点でした。

 

なぜ、簿記2級合格出来たのか?理由とその後

ほぼ毎日勉強したから


3級同様にちゃんと勉強さえすれば合格出来ます。


自分が独学で実際に行った学習方法について説明します。


■学習方法


2級は商業簿記と工業簿記があるので割合として4:6でしょうか。

具体的なスケジュールはこんな感じでした。


◆商業簿記   1.5カ月

◆工業簿記     2カ月

◆試験対策     1カ月


時間配分はこんな感じです

~平日~

通勤時間(出社時) 20分

会社昼休み     40分

通勤時間(退社時) 20分

自宅     約2~3時間


~休日~

午前    1~1,5時間

午後     2~3時間

夜            2時間


※この時間通りに出来ない日もありましたが、最低でも1時間ぐらい

やっていましたよ!


◆商業簿記


まずは、商業簿記からスタートしました。


商業簿記は、3級である程度学習はしましたがもう一度おさらいの意味で

テキストを読み返しノートにまとめました。


特に前回の受験で失敗した精算表や残高試算表等の穴埋め問題を重点的

に行いました。


仕訳問題は最初ゆっくり解いてから、慣れてきたら時間を計りながら訓練

しました。


◆工業簿記


工業簿記は時間が必要です。まず覚えることがたくさんあります。


基礎知識から原価の固変分解(最近なないかな?)等々それぞれの意味を

理解することが先決だと思い、テキストを読みノートにまとめる作業を

1カ月ほどしました。


後の1カ月は問題演習です。時間は要してもいいので自力で解く練習

をしました。


いくらテキストで学んでもいざ問題を解くとなるとすぐには問題を理解

出来なかったですがくり返し解くうちに問題にもなれ早く解けるように

なりました。



工業簿記の勉強している間は、商業簿記の勉強はしないの?



という点については通勤途中(片道約20分)や会社の昼休み(約40分)の

スキマ時間に仕訳問題を解いていたくらいでしたでしょうか

バカにするなかれ、この20分~40分程度の短時間で仕訳問題を解くと

意外と身につきます。


個人的な見解ですが短時間で集中しているからこそ頭に入りやすいのかも

しれません。


◆試験1カ月前


この時期なると過去問題集を繰り返し解いていきます。


最初は、過去問題集に記載されている制限時間通りに問題は解けません。



あれだけがんばって勉強したのになぜ・・・



と当時はがっくりしたものです。


でも、安心しください。


くり返し解いていくと制限時間ぐらいまでは到達します。


試験10日前は、予想問題を本番当日と想定して120分で解く練習をしました。


その予想問題で90点以上取れれば本番も問題なく解けると思います。


予想問題はやや難しく作成しているためです。


■試験前日そして当日


ここまでくるとジタバタしても始まらないので、前日は苦手なところを

中心に勉強し早めの就寝をしました。


当日は、午後が試験だったのでいつも通りの休日のスケジュール

(起床→朝食→軽くジョギング)してから1時間ぐらいテキスト

を読み、その後昼食。


午後イチに自宅を出て試験会場へ。


会場には試験開始30分ぐらい前に到着し試験開始までは問題集

を読みながら待機していました。


試験開始と同時にまず問題をざっと見て、解きやすい問題から解き

はじめました。


工業簿記が簡単そうだったのでそれから始め、だいたい20分ぐらいで

解けたのであとの商業簿記は余裕を持って問題を解いていたのですが、、、


この時、本支店会計の問題がありそこで時間を掛けすぎてしまい時計

を見ると残り時間があと10分程度でした。



見直しする時間が無くなる!



と思い途中で解くのをストップしました。


今でもここでの悔いが残ります。


試験も終わり、帰宅後自己採点ではだいたい90点くらいは取れていたので

合格は間違いないと思いました。


■試験終了、試験結果


試験終わった当日は安堵からめちゃくちゃお酒を呑みました(笑)

しかし、翌日からは何か物足りなさを感じました。



今までずっと勉強していたのに今日からは無いのか・・・



数週間後、商工会議所のホームページより合格発表があり、



もちろん合格!!



よっしゃー!!


自宅に合格証書も届き改めて合格したのだと実感しました。



■会社での待遇


上司に報告し「おめでとう」言われたのですが、同じ受験した同僚は不合格

だったので手放しには喜べなかったです。


給料はアップしたかと言うとそうでもなかったです。


ほんの2千円ぐらいだったと記憶しています。


この時、



次は簿記1級合格を目指すぞ!



という気持ちに切り替わりました。


簿記2級合格するためのアドバイス

2級も独学で十分


前回の記事でもありました勉強方法で「独学かスクールか?」とい論点

になりますが個人的には、2級も3級同様でどちらでも良いと思います。


勉強時間をきっちり確保出来る方は独学でもいいし

仕事や家庭の事情により効率よく勉強されたい方はスクールが

いいかもしれません。


個人的には独学がおすすめなので独学をベースに説明します。


■どれくらいの勉強時間が必要か?


個人差あるかもしれませんが自分の場合は、

平日はだいたい4~4.5時間、休日は5~6時間ぐらいは必要

かと感じます。


期間は、初心者であれば最短3カ月は欲しいですね。何回か受験

されている方なら2カ月半ってところでしょうか。


重要なのは試験まで毎日勉強し続ける事です。


毎日勉強すると自然と頭にインプットされますが1日、2日やらなく

なるとせっかく覚えた事を忘れてしまいますよね。


病気になってしまった等のやむを得ない場合は仕方ないとしても、

出来る限り毎日勉強してください。


最低でも1~2時間ですかね。


■勉強方法


◆用意する物

市販のテキスト、問題集、過去問題集、電卓、ノート用意


①テキストを一通り読みながら自分なりにノートに書き込む


②一通りを読み終えたら問題集を時間が掛かってもいいので自分解く

出来なかったところは問題集の解説やテキスト、書き込んだノート

読み返し覚えるこれを繰り返す。


③試験1か月くらい前からは過去問題集を制限時間決めて解く。


それを何回か繰り返す。


そこで間違った問題は重点的に復習する。


④試験10日前には、実際の試験時間120分で予想問題を解く

それを、3~4回解けばいいです。


電卓は使っているうちにブラインドタッチが出来るようになります。


ここで二つのポイントをお知らせします。


前回の記事でもありました、勉強時間を作るコツとしては


スキマ時間を上手く利用する事です。


もう一つポイントは

わからない問題などがあった場合、時間を掛けてもきちんと理解する事


これ凄く大事です。


わからないまま放置すると、万が一試験に出た場合0点になる可能性があるためです。

その結果、最悪不合格になるかもしれません。


完璧ではなくともある程度理解すれば部分点ぐらいは取れるかと思います。


弱点を作らないためにも満遍なく勉強するようにしましょう。


■勉強方法(スクールの場合)


前回の記事同様2級のスクールは受けた事はありません。

(1級のスクールは受けていました。後日記事の予定)


これと言ったアドバイスは無いのですがあえて言うならば、

自分の勉強時間が大切じゃないかと思います。


スクールを受けたことでの安心から自分の勉強をしないところを

注意しないといけませんね。


■試験当日


当たり前のことですが余裕をもって試験会場に行きましょう。


ギリギリ到着すると落ち着いて出来ませんからね。


問題の順番は、自分の得意なところから始めて時間がかかりそうな問題は

後回しのようなやり方でいいじゃないでしょうか。


得意な問題は早く問題が解けると思うので時間的にも余裕が生まれますし

見直しする時間が出来ますからね。


使用した教材、電卓、ネット



■教材


スッキリわかるシリーズ スッキリわかる 日商簿記2級ベタですが一番わかりやすいですね。








■電卓


CANON HS-1210TU
実際に現在も仕事で使用しています。非常に使いやすいです。







HS-1210TUは現在生産終了ですが、後継機種のHS-1220TUGも似たようなモノ
なのでそちらでも良いでしょう。








■ネット


ご存知の方もいるかと思いますが『簿記検定ナビ』さんのサイトは大変役に立ちましたね。


特に仕訳問題対策はスキマ時間にピッタリな勉強でした。


まとめ


日商簿記2級は、難しい資格ではありません。


勉強時間をさえ確保出来れば合格出来ます!


商業簿記と工業簿記の二つあるので両方とも満遍なく解けることが必須

です。


最後に、毎日勉強する事を心がけましょう!



継続は力なり


です。


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